東京工業大学 博士一環教育プログラム

プログラムの概要
1.博士一貫教育プログラムとは
 大学院博士前期課程(修士課程)と博士後期課程(博士課程)を連結させて考え、博士の学位取得の標準修学期間を3−4年とする博士一貫コースを設定したプログラムです。 コースは既存の専攻を基とする基盤専攻群、及び設置期間を限定した特別コース群から構成されています。 一貫教育プログラムでは、コースワークカリキュラム以外に、海外研修やインターンシップを必修とし、日本の21世紀の知的基盤を支える人間力、専門力を兼ね備えた人材を早期に発掘し、可能な限り早く学位の取得することを目指しています。

2.育成指針
 本大学院博士一貫教育プログラムでは、次世代を担う専門力、人間力を兼ね備えた高度技術者ならびに高度学術研究者の育成を図り、21世紀の社会・産業界の発展に貢献する人材を送り出すことを目的としています。 いま、大学院教育に求められているのは国際競争力のある人材の養成であり、それには大学院の教育、研究を国際的なスタンダードに変革し、教育制度そのものを国際競争力あるものとする必要があります。 本プログラムは我が国の従来の学部の上に修士課程と博士課程を積み重ねた教育課程という認識からはなれて、博士一貫、コースワーク重視の大学院に改革しようとするもので、カリキュラムの整備や的確な修学指導により、修士課程入学後3年程度で博士の学位取得を実現させるものです。 世界的にみて3年程度での学位取得は先導的な大学ではあたりまえになっており、今我が国で強く求められている人材の養成を一気に改善する効果を期待しています。
 プログラムの設計概念を以下の図に示します。



 従来の大学院課程では修士課程2年間博士後期課程3年間を標準課程としているが、博士一貫教育プログラムでは、特定課題研究により修士課程を早期に修了して、大学院入学から最低3年ないし4年で博士の学位を取得出来るようにカリキュラムが構成されています。 ただしのための博士学位取得のための審査要件は専攻毎に異なることがありますので、コース編入時に各専攻に確認を取って将来計画を立てる必要があります。


Integrated Doctoral Education Program at TokyoTech